カスタマーハラスメントに対する基本方針

目次

試食専門店メグダイ(以下「当社」とします)は、お客様と従業員が互いに尊重し合える職場環境の構築に細心の注意をはらい、カスタマーハラスメント等のリスクに対して、より効果的な対策を行うことにより、お客様や社会に信頼される企業としての成長を目指しています。
そのうえで、東京都カスタマー・ハラスメント防止条例の理念に基づき、継続的なカスタマーハラスメント防止対策の取組みに努めます。

本取り組みに伴い、具体的な防止対策として店舗内に録音・録画環境を整備し、従業員の安全確保とお客様に安心してご利用いただける環境づくりを推進すべく、7月10日に防犯カメラの設置を行いました。

1.はじめに

当社は、「心を動かす“食”の体験を届ける」という理念のもと、日本全国のこだわり食品を試食というかたちで気軽に楽しんでいただける店舗を運営しております。お客様からのご意見やご要望は、サービス向上の貴重なヒントであり、真摯に耳を傾け、改善に努めてまいりました。
しかし近年、一部のお客様による理不尽な要求や暴言、過剰なクレームなど、従業員の人格や尊厳を傷つけるような行為(カスタマーハラスメント)が見受けられます。これらは従業員の就業環境を著しく悪化させるだけでなく、安全で心地よいサービス提供にも悪影響を及ぼす深刻な問題です。
従業員が安心して接客に臨める環境を整えることは、お客様との良好な関係を築くうえでも不可欠です。そのため、当社における「カスタマーハラスメントに対する基本方針」を定めました。

2.当社におけるカスタマーハラスメントの定義

当社では、カスタマーハラスメントを「お客様から従業員に対して行われる著しい迷惑行為であり、従業員の就業環境を害するもの」と定義します。
例としては以下のような行為が該当しますあくまで例示であり、これらに限られるものではありません。
・暴力行為
・暴言・侮辱・誹謗中傷
・威嚇・脅迫
・従業員の人格の否定・差別的な発言
・土下座の要求
・長時間の拘束
・社会通念上相当な範囲を超える対応の強要
・合理性を欠く不当・過剰な要求
・会社や従業員の信用を棄損させる内容や個人情報等をSNS等へ投稿する行為
・従業員へのセクシャルハラスメント、SOGI※ハラスメント、その他ハラスメント、つきまとい行為 など
※「SOGI」(ソジ)は、性的指向(sexual orientation)と性自認(gender identity)の頭文字をとった略称

3.カスタマーハラスメントへの対応(社内)

・カスタマーハラスメントの被害を受けた従業員の心身のケアを最優先とし、速やかに対応します。
・ハラスメントへの初期対応力を高めるため、全スタッフを対象に対応マニュアルの共有および研修を実施します。
・店舗責任者や本部には相談窓口を設け、必要に応じて弁護士や警察と連携した体制を整えています。

4.カスタマーハラスメントへの対応(社外)

・お客様対応においては冷静かつ誠実に話し合いを行いますが、当社がカスタマーハラスメントに該当すると判断した場合は、対応を中止し、以降のサービス提供をお断りする場合があります。
・悪質と判断されるケースについては、記録の保存のうえ、法的措置や警察への通報を含む毅然とした対応を行います。

2025年 7月10日
代表取締役 関川惠大

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